リナに対しての罪悪感はもちろんあった。



でも、羨ましいと思う気持ちの方が強かった。



リナは、あたしの知らんナオを知ってる。



学校では見せへん顔を知ってる。



何より、ナオに触れる事が出来る。



「それでも、好きなん?」



優が言った。



複雑な表情。



あたしは、首を縦に振った。