最低の恋を、してみました。

『点滅信号らへん』



そう言ってくれて安心した。



点滅信号は家から徒歩5分弱。



確かうちの近くには、あたしも知ってるナオの友達の家があったはず。



だから道わかったんかな。



『じゃぁ、そこまで行くわ』



嬉しい。



ナオから何かをもらうなんて、初めての事。



ナオがホワイトデーというイベントを覚えてた事が奇跡かと思った。



ヤツは借りたものを返さへんかったり、何かをもらってもお返しなんて考えた事もないようなタイプやから。



まぁ、あたしにだけってわけじゃないんかもしれへんけど。