最低の恋を、してみました。

「そう言えばさ、さっきチャリ置こうとしてたらおばあちゃんに会ったで」



ナオはマンガを読みながらビタミンウォーターを飲んでいる。



あたしを呼んだんはあんたなんやから、もうちょっともてなす気持ちを持ちなさいよ。



でも、その自然さが嬉しくもあった。



彼女になったみたいで。



「あぁ、そうなんや」



ナオはマンガが目を離さずに言った。



あんまり興味がなさそう。



「俺、彼女出来たらすぐ家族に紹介するしなぁ」



ボソッと酷い事を言ったナオ。



何でそういう事をあたしに言うのよ。