最低の恋を、してみました。

「じゃぁ、次。飴食い出る人」



リーダーは各競技の出場者を紙に書き出している。



担任に提出しなアカンらしい。



めんどくさ。



あたしも何とか委員に所属しているはずやけど、あまりに仕事がない為、自分が一体何委員になったんか覚えてなかったりする。



「はいはい!あたし出る!」



あたしは張り切って手を挙げた。



こういうふざけた競技は、本来の運動能力と関係ないとこで勝敗が決まったりする。



だから、出たい。