「絶対嫌や」



あたしと同じくらい運動が苦手なナミがリーダーにすがる。



「あたしも!だいぶ嫌!」



あたしも便乗する。



「わかってるって。あんたら遅いし、選ばへんて」



ひ、酷い。



でも、これで200は免れた。



結局、200メートル走はリーダーとあと2人の計3人に決定した。



その3人以外は強制的に100メートル走に出場させられる。