「ぶっ飛ばすぞてめぇ」

「…申し訳ありません」

けど、そんなの全然効かなくて。…というか、マジで逆効果だった。


「どけ」

「あ、はい」

お互い立ち上がると分かった身長差。

…大きいですね、随分。

きっと180はあると思う。


長身の細身でかっこよくて、クールであたしを助けてくれたからきっと…いや絶対優しい。

ビビッ!!!ときた。

容赦完璧、性格も完璧!

文句なしな感じの彼に、あたしは一瞬で惚れた。