「こんちくしょーっ!!」

一気飲みしたイチゴミルクのパックを、足で思いっきり踏んずけた。

グシャッと潰れたと同時に少しだけ、イチゴミルクがストローから吹き出した。


「またダメだったの?」

隣でジューっと音をたてながら、コーヒー牛乳を飲む美樹。

苛々をイチゴミルクに全部当てて、無惨な姿になったパックをごみ箱にポイッと捨てた。


「あー、すっきり!」

「人の話し聞いてんの?」

「んー?聞いてるよ〜。この通りフラれた!」

ニヒッと笑ったあたしを見て、呆れた顔をする美樹は1番の理解者。