「森川くん手伝ってよ」

「めんどい」

あたしのお願いを、サラッと受け流す。


「もぉ…」

辞書を戻すようにと、先生にあたしと森川くんが頼まれた。

運んではくれたけど、元の場所に本を戻す作業はめんどくさいらしく手伝ってはくれない。

偉そうに座り、机に脚を乗っけて何かの本を読んでいた。


前の作業は、脅すほど手伝って下さいって言えと急かしていたのに。

今回は手伝う要素ゼロだ。