「どうかしたの?」

不思議そうに尋ねる麻美の言葉によって、あたしは我にかえった。


「ううん!なんでもないよ。で、なんだっけ?」

「それでね、琴――…」


運命というものは、いつどこでどうなるか本当に分からないもので…。

あたしの大きな2回のチャンスまで、あと少しだった。

少しずつ、近付いてきていた―――…。