「でも、俺はそんな事一回も言ってないだろ」 「うん、言ってないね」 「好きでいるくらい、別にいいんじゃねぇの?」 「でもっ……」 「でもじゃねぇよ!このドアホ!!いいか、良く聞け」 あたしの言葉を遮った森川くんは、再びホッチキスを取り上げて作業を止めた。 「努力して諦めたって変わらないんだよ。結局、それは箱にしまうってことだ」