「ねぇ、どうしてあたしが先輩を好きだってわかったの?」

「人間観察、好きなんだよ」

パチンと音が響く教室に、森川くんの低い声も綺麗に響く。


「人間観察?」

「で、なんとなくおまえ見てたら気付いたみたいな」

…そうなんだ。


「意地悪ぃこと言って悪かった」

そう謝るのは、きっと理科室でのこと。

森川くんの『どうなの?友達の彼氏に好意寄せるってのは』この言葉には、本当に驚かされた。

サーッと血の気が引くのが、嫌ってほど分かった。