どうすんの?って顔をする森川くんに、


「……手伝って…下さい」

あたしは結局負けて、そう言葉にした。

あたしのその言葉を聞いた森川くんはフッと笑って、


「手伝ってやる」

満足げにそう言った。

そして、やっとホッチキスを返してもらい作業が開始した。


シンっとする教室に響く、ホッチキスの音と、森川くんがまとめる資料の音。

不思議とその空間が、心地よかった。