あまりにも自然に言われたから、余計ドキドキした。 「これ、返してほしいんだろ?」 そう、ホッチキスをちらつかせる。 「まだ、たくさんあるんだよ?」 いろいろ言いたい事はあったけど、 「見ればわかる」 高鳴る胸が煩くて、そんなのどこかに飛んでいってしまった。 「帰るの遅くなるよ?」 「二人でやった方がまだ早い」 「…ほんとに、いいの?」 「いいよ」 上等じゃんって言った森川くん。