荷物を取りに教室に来たらしい森川くん。

なのに、何時になっても帰ろうとはせず、あたしの目の前に座り作業の様子を見る。

机に肘をついて、顎を置きながらさっきから色々と言ってくるから、この時間がもったいないって真剣に思う。


「言えよ」

「鞄、取りに来たんだよね?」

「言えって」

「帰らないの?」

「早く言え」

圧力のかけ方が、尋常じゃない。