「ごめん!本当にごめんね!」

数人しかいない教室に、謝罪の言葉が響く。


「ううん、大丈夫。だからそんなに謝らないで」

何度も頭を下げるから、あたしは逆に困った。


クラスの子に、用事があるから代わりに雑用をしてほしいと頼まれた。

放課後はどうせ暇だし、雑用くらいどうって事ない。

使われる事に、慣れてるって言えば慣れてるし。


「琴バイバイ」

「じゃあね〜」

そう言って、教室から誰も居なくなった。