ひょいっと、教卓から降りたかと思ったら、森川くんはそのまま教室を出て行った。


怒ってる、かな…?

そう思ったけど、気にする事はないだろうと思い、麻美たちの会話に集中した。


「そぉいえばさ!麻美と辰先輩ってもぉすぐ記念日だよね!」

「うん!」

満面の笑みで答えた麻美。


「デート、するの?」

「するよ!その日は休日だし、ずっと一緒に居る予定なの」

楽しみでしょうがないって感じが、麻美の柔らかい笑顔から伝わる。

記念日をお互い大事にしてるって、麻美が前に言っていた。