「おまえさ、わかりやすいよな」

「そう…かな」

「すんげーわかりやすい」

「…………」

森川くんは教室全体を後ろにしてるから気付かないんだろうけど、いつも森川くんの周りにいる女子からの目がイタい。

ものすごい目付きで、睨んでくる。

普通に考えて怖い。


「で、でも、泣いて、ないから…」

それだけ言って、あたしは麻美たちの元に駆け寄った。

森川くんの元を離れると、女子からの睨みはすぐになくなった。