黒板を消していると、


「泣いた?」

すぐ耳元で声が聞こえた。


「きゃっ!」

突然の事で、ビックリしたあたしは黒板消しを落として、思いっ切り教卓にぶつかった。


「いった…」

ちょうど腰の骨に当たって、痛い思いをする。

そして騒がしい教室は、静まりみんながあたしに注目をする。

でもそれは一瞬で、またすぐにいつものように騒がしくなった。


「囁き弱いね〜」

痛くて、ちょっと涙目になるあたしをよそに、当の本人はケラケラ笑う。