「あ、琴!麻美が探してたよ?」

「かなり心配してたけど大丈夫?」

教室に戻る途中、クラスの子にそう声をかけられた。


結局泣き止めなくて、あのままトイレに閉じこもり、1時間近くも泣き続けた。


「あ、うん…わかった。ありがとう」

そりゃ、心配かけるよね。

突然居なくなって、何も言わないまま授業サボったら。

麻美は優しいから、こんなあたしのことを一々心配してくれる。


携帯を開くと、友達からの着信やメールがいくつかあった。

でも、その中で1番連絡が多かったのは麻美だった。