「そっか。麻美の奴、自分が呼んだくせに教室に居ないし、連絡つかないからさ」

「…………」

「どこ行ったのかなって」

先輩の声、久々にちゃんと聞いた。

当然、あたしが先輩を避けて来たから、会話をするのも久々で…。


「…お手洗い、行きたいんで失礼します」

「え、あっ…琴ちゃん!」

本当は、麻美のことでも、先輩と会話が出来るならあたしはそれで満足。

もっと話していたかったけど、これ以上は本気でマズイと思った。