今まで言われた、どの『おめでとう』よりも、甘く、そして優しく聞こえた。


これは、とても優しいサプライズ。

春に祝ってもらえるなんて、思ってなかったし、プレゼントもあるとは思ってなかった。

もう、嬉しくて嬉しくてしょうがない。

本当はありがとうって春に言いたいんだけど、涙が邪魔をして言えなかった。

そのかわり、春の声に全力で頷いた。


「こずかいじゃ嫌だったんだ」

「…ッ……」

「自分で稼いだ金でプレゼントしたかったから」

「………ッッ…」

「こんなギリギリでごめんな」

そんなことないよ…。

あたし、すごく嬉しい。