そして、再び窓に足をかけた春は振り向いて、
「ちょっと待ってろ」
そう言って自分の部屋へと飛び移った。
そして1分もしない内に、春は何かを抱えてまたあたしの部屋に飛び移った。
春を見ててハラハラする。
男の子だし、春はもう大きいからいちいち心配する必要はないけど、もし春が落ちそうになった時あたしは、春を助けることが出来ない。
力の問題もあるし、春は細いけどあたしよりは確実に重いから引っ張り上げるなんてことは絶対的に無理。
「ほれ」
そう言ってあたしに手渡してきたのは、くまのぬいぐるみ。
「これ…」
「欲しいって言ってただろ?それ、誕プレな」
あたしが好きなくまのキャラクター。
前からこのぬいぐるみが欲しいって言ってた。

