すると、春は「ただいま」と言って笑ったから、
「お疲れ様」
あたしはそう口にした。
そしてひょいっと飛び乗ったかと思ったら、あたしの部屋に移ってきた。
「危ないよ、春!落ちたらどうすんの!?」
「もうガキじゃないんだから落ちねぇよ」
シレッとした顔で言う春に呆れたあたしは、やれやれとため息をついた。
さすが男の子だと思う。
いくら2階でも、あたしは怖くてそんな事出来ない。
ビビって足がすくむに違いない。
昔、あたしも今の春みたいに、春の部屋に移ろうとした時実際に落ちそうになった事がある。
春が助けてくれたけど、あの時は本当にこのまま死ぬんじゃないかって幼いながらに思った。
だから、あたしはそのトラウマのせいっていうのもあると思うけど。
「マジ疲れた…」
制服のネクタイを緩めながら、あたしのベッドにダイブする春。

