結婚の条件《オオカミ秘書の恋愛指南》

洋貴さんは腰にバスタオル巻いて、ガシガシと髪をタオルで拭きながら出て来た。



意外と逞しい彼の上半身に驚き、心臓の音を跳ね上げる私。



「!!!?」



軽く巻いただけのバスタオルがスルリと洋貴さんの足元に落ちた。



「ええ~~ッ!!!?」


私はモロに洋貴さんの全裸姿を見てしまった!!?


「わりぃ~」


彼のあられもない姿を見た私は慌てて、両手で顔を覆う。



「産まれた時は皆…裸だろ?」


「早く…何か着て下さい!!///」