結婚の条件《オオカミ秘書の恋愛指南》

「でも…これが贋作だったらどうします??」


「えっ!?」


贋作って??
何を根拠にーーー・・・!!?



「冗談ですよ…それよりも先に常務に俺を紹介してください…」



「あ、はい…」



祖父のコレクションを贋作だなんて…酷い。


私は叔父様の部屋をノック。


「どーぞ」


優しい叔父様の声で私は部屋の扉を開く。