結婚の条件《オオカミ秘書の恋愛指南》

この人…意地悪ーーー・・・



本当に鬼畜でSかもしれない。



洋貴さんは外した眼鏡のテンプルで私の頬をなぞる。



「…時間ないし、これ以上は何もしない」



でも洋貴さんは頬をなぞっていた眼鏡のテンプルの先を首筋に這わせた。
無機質で冷たい感触。



でも次第に、その感触が胸の頂に伸びて来た。


唯、冷たいだけの感触が私の官能を刺激し始める。



「ダメ…」



私は洋貴さんの手首を掴んで、制した。