私は…内線で叔父様を呼び出した。


「社長、お呼びですか?」


「今夜の会食は…気分が悪くて…」


「承知致しました…私の方から…古林様にはそうお伝えしておきます…」


「本当に申し訳ないです…常務」


「いえ…お気になさらずに…では私はこれで失礼します…社長」


「はい・・・」


叔父様は私に少し微笑み、踵を返して部屋を出て行った。



「・・・」



私が行っても…叔父様のお荷物になるだけ。




洋貴さんに社長の座も譲ろうかな?