身重の妻を抱えて、無職なるになんて・・・



資格はたくさんあるし、まあ~いいだろう。



「急ですね…」


「まあな~。気にするな。明日からハローワークで職探し、して来る」


「・・・」


俺は同じソファーに座る杏里のお腹に手を当てる。


俺が手を当てても感じる赤ちゃんの胎動。



うにょうにょと杏里のお腹の中でゲンキに動く。



父親として、何が出来るか…俺は考える。