「…処置が遅れたら、お前は…死んでいたかもしれない…。俺の代わりにキケンな目に遭わせてすまなかった…」



洋貴さんが私に頭を下げた。



「私が勝手に…ワインを飲んだだけです」


薬品入りのワインを洋貴さんに飲ませようとするなんて…
犯人はやはり叔父様!?

どうして?

自分の悪行を洋貴さんが知ってるから?

それでも洋貴さんの命を奪おうなんて・・・

惨すぎるーーー・・・

「……」


「俺はお前を手離せそうにはない。お前が俺を嫌いでも…俺はお前と結婚する」



「嫌いじゃない…唯…考え方が…」


「だったら、俺がお前の考え方に合わせる。お前の理想の男になる。それでいいか?」



「洋貴さん!?」