洋貴さんの部屋に到着。


古めかしいマンションの5階。


部屋には所狭しと無造作にパソコンや壊れた電化製品が置かれていた。


「壊れた電化製品は修理してリサイクル業もしていた、パソコンは自作のパソコンを作る為に…引き取っていたんだ」


その中に埋もれたソファーに私は座る。






「洋貴さんにとって、これは宝の山ですか?」


「傍から見たら…唯のゴミだけどな…」


洋貴さんは私に温かいコーヒーを淹れてくれた。


私にマグを渡し、隣に腰を下ろす。