君の言葉で僕を求めて



「…んっ……!?」


欲望の赴くまま、僕は良隆に噛みつくような、キスをした。


「ちょっ……んぁ…ゆ、きっ」


呼吸も儘ならない、そんな良隆に理性は段々崩れていく。



「息…っ…できなっ…ぁ」


苦しそうにする良隆を見て、一旦唇を離す。


「由季……」


息を整えながら僕の名を呼ぶ。


「何?」


「っ、」


キスが気に入ったのか、物欲しそうな顔。


でも駄目。

自分でねだらないと。


「何?言って?」


微笑みながらそう言うと、良隆は僕の首に腕を回して、耳元で囁いた。



「もっと、っ」