「繭、」 「や、やだよっ…」 じっくりと、ゴローちゃんは私に詰め寄る 「す、すぐ、お金がなくて戻ってくるでしょ?…そんな…空港に行くほど私、彼と親しくないんだ。」 「……。」 にっこりと笑う ゴローちゃんは無表情 何をしたらいいのか、私には全く分からない。 「繭、上の空でもいいから聞いてくれ。」 「……。」 「もし、あいつがどこぞの金持ちの社長の息子だったらどうだ。」