白いYシャツと夏空と君。






「ごめんな、本当に…今回だけ、車の中で描いてくれ…、」


「だめだよ、車の中じゃ…線が崩れちゃう。」



ゴローちゃんはこんな事言わない。




「線が崩れないように、揺らさないで運転する努力する。…本当に、お願いだ…早くしないと時間がない。」



──時間がない?




「どうしたの?何があったの?」


「それは車で──」


「今、話して。」




ブックチョウを力強く握りしめた。