何でゴローちゃんが謝るの? 「俺が…言ったんだ。」 「どういうこと?」 ぎゅっと眉を寄せ、腕時計を一瞬確認をする。 「時間がない、とりあえず話しながら行く。…車に乗れ、」 肩の次は腕を力強く掴まれる。私はそれを振りほどいた。 「──…だめ、絵、描けてないの。」 ゴローちゃんはまた、眉を下げた。