白いYシャツと夏空と君。






「…ゴローちゃん?」


「……繭っ、お前…」



どうしてなの、ゴローちゃん
そんな顔しないでよ?






──…泣きたいのはこっちなんだからっ。







「ゴローちゃん…、」


あ、やだ震えてる、声





「繭…ごめんな、本当に、ごめんな…。」


「…ど、うしてっ。」