「……ゆ──!」 あれっ 「繭っ!!!!!!!」 肩を力強く掴まれ、引っ張られる。 見上げた瞬間に、今にも泣きそうな、そんな表情をしていた。 「──…ゴローちゃん。」 「はぁはぁっ…ま、繭っ…さがっ、したんだぞ…はぁ。」 ゆっくりと息を整える まだ力強く掴まれた肩