白いYシャツと夏空と君。






「……ゆ──!」


あれっ



「繭っ!!!!!!!」




肩を力強く掴まれ、引っ張られる。

見上げた瞬間に、今にも泣きそうな、そんな表情をしていた。








「──…ゴローちゃん。」



「はぁはぁっ…ま、繭っ…さがっ、したんだぞ…はぁ。」


ゆっくりと息を整える
まだ力強く掴まれた肩