『どうして、この色に塗ったの?』 担任だった私の先生は放課後わざわざ呼び出しその事について触れた。 小さい私にはよく分からず、ただ正直に言った。 『だってこのお花、悲しい色をしてるの。』 先生は眉を寄せ、きゅっと口角を上げた。