白いYシャツと夏空と君。





「……そ、じゃあまた。」


「はいっ!」



手を軽く振り階段を下りていく。




「―――…あ、あのっ!!」


振り返ると美雪は眉を寄せて苦しい顔をしていた。



「…いつか、繭と友達に……戻れると思いますか?」


ぎゅっとスカートの裾を掴む。