「……そ、じゃあまた。」 「はいっ!」 手を軽く振り階段を下りていく。 「―――…あ、あのっ!!」 振り返ると美雪は眉を寄せて苦しい顔をしていた。 「…いつか、繭と友達に……戻れると思いますか?」 ぎゅっとスカートの裾を掴む。