ちらりと美雪はゴローを見て、それから立ち上がった。


「…待ってるから、」


「……あぁ。」



美雪はパタパタと屋上から走り去った。


ゴローは一瞬の出来事にびっくりをしていた。

彼女が物凄い勢いで、たった一瞬、鋭い目つきで睨んだのだ



「……すげぇ」