重い足を引きずって家に帰った。 「はあーあ、勉強やだな………」 でも、やるしかないかあ…… あたしは机に向かい、徹夜で勉強した。 「……沙良ああああっ!起きなさい!」 「……ん……ってええええええ!」 あたしは眠たい目をこすって時計を見ると、もう7時半を過ぎてる。 「うっそ……やばい!遅れるっ!」 あたしは階段を駆け下りてリビングのテーブルの上のトーストを銜えて家を飛び出した。