先生はそう言うと、床に座っているあたしの頬を両手で優しく包んだ。 「せんせっ…「沙良………」 先生の言葉が重なる。 そして先生はあたしに顔を近づけた。 「俺、沙良のことが……」 ドキドキ心臓がうるさい。 なんでこんなにドキドキすんの? 「好きなんだ……」