「素敵な恋のしかた!」 馬鹿教師はそう言ってあたしの頭に手を置いた。 「素敵な……恋……?」 「そう!」 え…いや…… 勉強はどーすんだよ…… 「そこら辺は心配なく」 あたしの心を読んだのか、先生は 「ちゃんとそっちも教えるよー」 そりゃそーだ。 「でもー……」 馬鹿教師は机の椅子に座るあたしの手を引き自分の前に座らせた。 「一つ、条件がある」 「条件……?」