…………は? え?何であたし寝かされてんの? 何もかも疑問に思い、あたしは 「あ、あのっ…」 と、彼に話しかける。 「……覚えてない?」 「……え?」 「俺のこと」 そう聞く彼の、少し切なそうな顔になんだか懐かしい気がした。 「あのっ…「そーだよね。君、昨日熱出したし」 彼はそう言ってあたしのおでこを触る。 いきなりのその行動に、あたしの鼓動は速くなった。