「沙良さん、僕が家庭教師の『神山奏斗』です。宜しく」

そう言った先生はママの言うとおり、すっごくイケメンだった。

明るい茶色のちょい外ハネの髪や長いまつげ。

すっごく顔立ちが整っていて、見惚れてしまう。


「じゃあ先生、早速今日から……」
「はい、もちろんです!」

先生はあたしに続き、あたしの部屋へと向かっていった。