そう言う先生は切ない顔をしていた。 「……違うの、先生」 「………え?」 あたしが呟くと、先生は驚いたように言った。 「………好き、先生っ」 ずっと言いたくて、ずっと傍にいたくて、 あたしの一番大切な人。 先生は立ち上がって、あたしの頬をつねって 「……先生、じゃなくて奏斗」 そう言って笑った。 奏斗…… 大好き、大好きっ… あたし達は朝まで同じベッドで抱き合って寝た。