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「美桜。来たのか?」



「社交辞令で、声かけてこないでよ。ウザイ。」




美桜は來斗にそう言うと、下駄箱を早足で通り過ぎた。




「社交辞令に見えるのかよ・・・・。」




來斗はそう呟きながら、下駄箱を開ける。



いつもの通り、たくさんの手紙や手作りもののお菓子が、ギュウギュウに詰め込まれていた。




「本当に欲しい奴からは、貰えないな・・・・」




來斗は鞄に手紙やお菓子を入れていく。


その間にもたくさんの物を渡されたりした。




「人気もんだな。來斗」



「桜羅には負けるけどな。あぁーテストも1点負けとか、本当にありえねぇー」