大道寺美桜へ。



すまない。


勝手に手紙を鞄に入れちまった。



読んでいる今は、もう俺は傍にいないだろう。


清々しただろう?



大嫌いな俺とデートなんてしたく無かっただろう?




でも俺は、今日を楽しみにしてた。



電話するのも緊張した。




そして今日やっとこの気持ちがなんなのか、分かったんだ。




美桜が好きだって。