櫂也は起き上がろうとしたが、刺された背中が痛く、起き上がれそうに無い。




「でも、寝てると痛いな・・・・」



「櫂也」




突然入ってきたのは、羽美だった。




「羽美・・・・?」



「大丈夫櫂也?あんな女、助けたからだよ。」




「羽美!!」




羽美は櫂也の気迫に負けそうになったが、唇を噛み、櫂也に抱きついた。





「どうして怒るの?本当のことじゃん。櫂也は大道寺美桜みたいなお嬢様、大嫌いじゃん!なのに、どうしてこうなること分かっていて、刺されにいったの?私が手配した・・・・あっ・・・・」