美桜の上には、背中を血だらけにした櫂也。




「何で・・・・?」



「お前な、交わせるんだったら、逃げろよ・・・・。でも、また怖い夢、見るようになっちまうな・・・・・」




ガクンと身体は美桜に。



櫂也の体重がすべて、美桜に乗っかった。





「櫂也!?」



「西園寺のとこの養子がカッコつけやがって・・・・お前がいようと関係ない。俺は大道寺美桜を殺す!!」




血だらけの包丁を美桜に向け、櫂也をどけようと男が手を伸ばすと・・・。





「これ以上、お嬢様を傷つけることは、許されません」




男の手を掴んだ女は、男に強烈なパンチを一つ



腹にぶち込んだ。