「かしこまりました美桜さま。」




犬養は、美桜の話で本当に分かったのだろうか。




「では、美桜さま。ご自分で転校手続きなさってきては?」



「えっ・・・・。」




「決意がお堅いようですので、制服を着て学校へ行っても、考えは変わらないと思いますので、大丈夫でしょう。どうせならご本人、美桜さま自身が行ったほうが、学園長さまも、納得して、判を押していただけることでしょう」




美桜は犬養の言葉に納得出来ない部分があるが、美桜はとりあえず「分かった」と呟き、犬養から制服を奪った。





「着替えるから出て行って」



「分かっておりますよ。」




犬養が出て行くと、美桜はさっそく制服に着替えた。



横にあるスカートのチャックを閉め、リボンをして、ブレザーを着て、美桜は伊達めがねをかけた。